fc2ブログ

造形教室「こどもの木」だより

川崎市麻生区にある造形・絵画・デザイン教室こどもの木。こどもたちの手から創り出される作品や、日々感じたことなどを書き綴っていきます。

デカルコマニー(水)  

デカルコマニーという技法を使って、蝶などを作ってみました。

デカルコマニーとは、フランス語で「転写法・転写方式・転写画」を意味する用語です。
2つ折りした紙と紙の間に絵の具を挟み、上から手などでこすった後ゆっくり開くと、
左右対称(シンメトリー)の形態が現れます。もちろん形は偶然に出来上がったものです。

まずは、図鑑や絵本で蝶や昆虫をじっくり観察します。
南国のカラフルなアゲハチョウから、地味~な蛾まで、ほとんどの生き物が左右対称ですね。

イメージを膨らませた後、幼児さんたちは蝶を3つ作りました。
右上の蝶は私が予め形に切っておいたのですが、残りの2つは、はさみの練習も兼ねて自分で
頑張って切りました!紙を広げた時「わぁ~」と目をキラキラさせてましたね。 
最後は、できた形を見てイメージを膨らませて描き足し、一枚の絵として完成させました。

0411Sくん0411Rちゃん
0411Sくん010411Rちゃん01
0411Sくん020411Rちゃん02
        Sくん(年中)                Rちゃん(年中)


小学生さんたちも、まずは蝶からスタート。
シンメトリーの感覚を理解するために、小学生は自分たちで形を描いて切り出します。
蝶を2匹つくった後で、黒い紙で生き物も好きなものを選んで作りました。
0411Kちゃん010411Sちゃん01
        Kちゃん(小4)                Sちゃん(小4)
0411Mくん030411Sちゃん02
         Mくん(小5)                Sちゃん(小4)

すごい!なかなかのクオリティの高さです!

左上の黒いのはハンミョウ。女の子の作品です。かなり完成度が高いのですが、ん…? 足が4本?
本人いわく新種だそうです。
そして左下のウスバカゲロウ?チョウトンボ?みたいな黒いのは、6~70㎝近くある大作です。
絵の具の濃淡にもこだわって、作りました。
右側のSちゃん(小4)の小さい蝶には、なんと顔が浮かび上がってきて、大盛り上がり!
もちろん偶然ですが、これがデカルコマニーの面白いところです。


ということで、「蝶がきれいにできたね。」で終わらないのが『こどもの木』。

さあ、変顔をつくってみよう~!

0411Kちゃん020411Kちゃん03
0411Sちゃん030411Mくん02

最後はおなかの皮がよじれるくらいゲラゲラ笑って、終了となりました。


スポンサーサイト



category: 制作風景

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://kodomonoki.blog.fc2.com/tb.php/20-78bcd4a3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)