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造形教室「こどもの木」だより

川崎市麻生区にある造形・絵画・デザイン教室こどもの木。こどもたちの手から創り出される作品や、日々感じたことなどを書き綴っていきます。

図形を組み合わせて(火)  

教室には鉛筆削りを置いていません。
自分で小刀で削れるようになってほしいから。
去年も 小刀で割り箸ペンを作ったこともありました。

そして昨日の火曜クラス、ひょんなことから小刀で割り箸を削ることに。

初めて小刀を持った子もいて、握り方や向きから教えたんだけど、
いや~怖かった!見てる方が肩が凝りました(笑)。
もちろん危ないことは口酸っぱく教えたので、ご安心を。
何とかペンらしくなった子もいたし、高学年さんは上手だったね。

割り箸ペンは今週の課題と関係ないのでおいておいて、と。



今週は、図形を切り出して組み合わせ直して、別のものを生み出します。
ある楕円を10分割します。
10分割のカタチは決まっていて全員同じ。
カーボン紙を使って画用紙に転写してから切り出します。

カーボン紙。これがなかなか難儀しました。
男の子などは、紙がずれちゃって何度やってもやってもできません。
励ましつつ、コツを教えつつ、頑張ってもらいました。


できた10個のパーツを使って構成し、
「鳥・魚・動物・人」の4つを作りました。

“10個全部使って作る”」というルールにしたのですが、
「先生、足りませーん。」「先生、あまりました。」「先生、できませーん。」……。

「とにかく10個で作ってくださーい!!」

P1050968.jpg



同じパーツを使っているのに、出来上がりが違って面白い!

右上:魚  右下:鳥  左上:人  左下:動物

P1050969.jpgP1050975.jpg

左:Nちゃん(小2)  右:Hちゃん(小5)

こういう図形パズルや、レゴブロックなんかもそうですが、
沢山のパーツを使って大きな複雑なものを作るのもいいのですが、
極力少ないパーツで 「あ、これは○○!」っていうのが作れるのって
カッコいいと思いませんか?


最後は、作品展でいただいた差し入れの残りを
皆で美味しくいただきました。


帰り際、みんなが「割り箸ペン持って帰る!」と。
端の方に置いてあってすっかり忘れていたのですが
皆にとっては自分の手からうまれた立派な作品なんですね。
おうちで、墨やインクで描いてみてね。

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category: 制作風景

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