木端の工作(水) 
2012/05/24 Thu. 11:35 [edit]
幼児クラスのSくん、今まで素敵なオーロラを何枚も描いていたのですが、
今日は金環日食の絵を描くことから始まりました。
『こどもの木』があるここ川崎市麻生区では、
その日は雲が厚くてなかなか見えなかったのですが、
まさに金環になった時に、一瞬だけ見ることができ
ました。
その直後、Sくんのお母さんからメールを頂き、
Sくんがとても興奮して、画用紙にクレヨンで
グリグリとリングを描いているとのこと。
「感動を絵にするなんて、以前ではなかったこと
なので、嬉しい。」とお母さん。
それを聞いて、私もとても嬉しい気持ちになりました。
気持ち、感じたことをこうやって形にすること。すごく素敵なことですね!
さて今週は、木端(こっぱ)の工作です。
今回は、色んな種類、色、大きさ、形の木端を自由に組み合わせて、
30㎝x45㎝のMDF板の上に「場」を造る課題です。
今までは昆虫や動物といったモチーフが多かったのですが、
モノではなく、空間を意識して、例えば建物、公園、街などです。
ただ、幼児さんには少し難しいかなと思い、船や電車などもOKとしました。

木端は、形がまちまちです。
同じ形が必ずあるわけではありません。
今回は、切ったり加工したりせず、
ある材料だけでいかに工夫して組み合わせるか
を考えて造っていきます。
かんな屑もありますよ。
木は人を惹きつける素材ですよね。
RちゃんもSくんも、目をキラキラさせて「たのしー!」と夢中になっていました。
大人の私からしたら「え?そこにそれ?」なんて、こどもの発想は見ていて本当に楽しい!
のせかたも大胆!「いやいや、それは無理でしょう。」なんて心のなかで呟きながら、
何ごとも自分で挑戦する子供たちを、応援しつつ見守ります。
木工用ボンドを使って上手に貼り付けて行くと、形が徐々に表れてきました。


話をきくと、二人ともこれは幼稚園なんだそうです。
「ここが〇〇ぐみで、ここが△△ぐみ~。」とお話してくれました。
ちゃんと「場」になっていてすごい!
パワフルな素敵な幼稚園ができましたよ。


Rちゃん(年中) Sくん(年中)
さて小学生。
小学生さんたちは、材料をよく見て、丸いものや形が数揃ったものなどを揃えてから、
何が作れるかイメージを広げていきました。

そして完成した作品はこちら。


「バス停」Sちゃん(小4) 「Kパーク」Kちゃん(小4)
バス停は、屋根付きベンチと標識柱がなかなかいい感じ。
Kパーク(公園)は、写真ではよくわからないのですが、シーソー等まで細かく造ってあります。
真ん中奥にある囲われたものは、公衆トイレ!中にはクルミの殻を使った便器もアリ!

Mくんは、かっこいいロケットを造りました。
何を造るかすぐに決まったKちゃん、Sちゃんに対して、
Mくんは 何度も何度も組み合わせたり崩したりして、
試行錯誤していました。
最初はスカイツリーの様なタワーを試作し、真ん中を
エレベーターが稼働するような構造を検討していたのですが、
最終的にはロケットになりました。
にしても、「銀河3号」って…。
「銀河3号」Mくん(小5)
何かものを造ろうとした時に、イメージがぱっと浮かぶことも素晴らしいですが、
いつもそうばかりとは限りません。
そんな時は「う~ん」と考え込む前に とにかく手で材料を触って、いろいろ試してみて、
見えてきたカタチからイメージを広げていくこともとても大切です。
デザイナーや設計者にとって、こういう作業を「手で考える」ともいいますが、
落書きやラフスケッチから素晴らしい作品が生まれたりします。とても大切です。
この木の色のままで完成にしようかと思ったのですが、
こども達が皆色を塗りたいと言うので、来週着色して完成にしたいと思います。
来週をお楽しみに!
今日は金環日食の絵を描くことから始まりました。

『こどもの木』があるここ川崎市麻生区では、
その日は雲が厚くてなかなか見えなかったのですが、
まさに金環になった時に、一瞬だけ見ることができ
ました。
その直後、Sくんのお母さんからメールを頂き、
Sくんがとても興奮して、画用紙にクレヨンで
グリグリとリングを描いているとのこと。
「感動を絵にするなんて、以前ではなかったこと
なので、嬉しい。」とお母さん。
それを聞いて、私もとても嬉しい気持ちになりました。
気持ち、感じたことをこうやって形にすること。すごく素敵なことですね!
さて今週は、木端(こっぱ)の工作です。
今回は、色んな種類、色、大きさ、形の木端を自由に組み合わせて、
30㎝x45㎝のMDF板の上に「場」を造る課題です。
今までは昆虫や動物といったモチーフが多かったのですが、
モノではなく、空間を意識して、例えば建物、公園、街などです。
ただ、幼児さんには少し難しいかなと思い、船や電車などもOKとしました。

木端は、形がまちまちです。
同じ形が必ずあるわけではありません。
今回は、切ったり加工したりせず、
ある材料だけでいかに工夫して組み合わせるか
を考えて造っていきます。
かんな屑もありますよ。
木は人を惹きつける素材ですよね。
RちゃんもSくんも、目をキラキラさせて「たのしー!」と夢中になっていました。
大人の私からしたら「え?そこにそれ?」なんて、こどもの発想は見ていて本当に楽しい!
のせかたも大胆!「いやいや、それは無理でしょう。」なんて心のなかで呟きながら、
何ごとも自分で挑戦する子供たちを、応援しつつ見守ります。
木工用ボンドを使って上手に貼り付けて行くと、形が徐々に表れてきました。


話をきくと、二人ともこれは幼稚園なんだそうです。
「ここが〇〇ぐみで、ここが△△ぐみ~。」とお話してくれました。
ちゃんと「場」になっていてすごい!
パワフルな素敵な幼稚園ができましたよ。


Rちゃん(年中) Sくん(年中)
さて小学生。
小学生さんたちは、材料をよく見て、丸いものや形が数揃ったものなどを揃えてから、
何が作れるかイメージを広げていきました。

そして完成した作品はこちら。


「バス停」Sちゃん(小4) 「Kパーク」Kちゃん(小4)
バス停は、屋根付きベンチと標識柱がなかなかいい感じ。
Kパーク(公園)は、写真ではよくわからないのですが、シーソー等まで細かく造ってあります。
真ん中奥にある囲われたものは、公衆トイレ!中にはクルミの殻を使った便器もアリ!

Mくんは、かっこいいロケットを造りました。
何を造るかすぐに決まったKちゃん、Sちゃんに対して、
Mくんは 何度も何度も組み合わせたり崩したりして、
試行錯誤していました。
最初はスカイツリーの様なタワーを試作し、真ん中を
エレベーターが稼働するような構造を検討していたのですが、
最終的にはロケットになりました。
にしても、「銀河3号」って…。
「銀河3号」Mくん(小5)
何かものを造ろうとした時に、イメージがぱっと浮かぶことも素晴らしいですが、
いつもそうばかりとは限りません。
そんな時は「う~ん」と考え込む前に とにかく手で材料を触って、いろいろ試してみて、
見えてきたカタチからイメージを広げていくこともとても大切です。
デザイナーや設計者にとって、こういう作業を「手で考える」ともいいますが、
落書きやラフスケッチから素晴らしい作品が生まれたりします。とても大切です。
この木の色のままで完成にしようかと思ったのですが、
こども達が皆色を塗りたいと言うので、来週着色して完成にしたいと思います。
来週をお楽しみに!
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category: 制作風景
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